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11月

未経験者が介護職へ転職するための方法は?

高齢者の人口が増え、介護職のニーズは、これからもますます伸びていくと予想されています。
介護職の求人を頻繁に見かけ、介護職への転職に興味を持っている人も多いでしょう。これまでは介護職の仕事は「大変な割に収入が低い」など、待遇面の悪さに注目が集まっていましたが、政府により、報酬アップのための待遇改善策が図られ、2019年10月より「特定処遇改善加算」が施行されるなど、介護職の待遇改善が図られるようになりました。
これに伴い、介護職への転職に注目が集まってきています。

介護職へ転職する場合、資格を所持していなくても、仕事をすることは可能です。
しかし、財団法人介護労働安定センターのデータにもあるように、無資格で介護職へ就いている人の割合は、たった4.8%になります。さらに、介護福祉士など資格を保有していた方が収入が多くなります。

介護福祉士の場合、資格を持っている人と持っていない人とでは、月収に数万円の差が生じます。介護福祉士は国家資格であり、受験して合格する必要があります。
福祉系の大学を出ずに異業種から介護職へ転職した場合は、介護の業務に三年間従事することで介護福祉士の受験資格を得ることができます。

介護職には、ほかにも介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)、実務者研修(旧ホームヘルパー1級、介護職員基礎研修)といった資格があります。
それぞれ指定された時間の研修を受ける必要があり、全く資格を持っていない人は、合計450時間の研修が必要となります。