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8月

職員の高齢化が進む介護業界の問題

最近の介護業界では、介護をする側の年齢までもが上がってきているという問題が浮上しています。
つまり、高齢者が高齢者の介護をするケースが見受けられるようになってきているのです。確かに介護業界はの需要は年々高まってきてはいるものの、つい最近できたような業界ではありません。

介護施設は昔から存在しており、そこで長く仕事を続けているという人がかなりの数存在しているのです。
特に、女性の高齢化が激しいというデータが、介護労働安定センターが出している「介護労働実態調査」という報告書で提示されています。60歳以上で介護職として働いている女性の割合が、すでに20%程度にまで上がっているのです。
男性でも10%ほどのため、女性の高齢化が目立つ結果となっているのです。

50代の介護職員の数はさらに増えています。
既に女性で25%程度の割合になっているため、数年後は今よりさらに高齢化が進むと考えられています。この状態を放置しておけば、近い内に日本の介護は崩壊してしまう恐れがあるでしょう。
そんな問題を解決するためにも、若い人材を早急に業界に迎え入れることが急務とされています。多くの若い世代が介護の世界で長く働けるような環境を整えるのが、即効性のある対策になるのではないでしょうか。

基本給を上げることことも重要なポイントですが、まずは働きやすい環境を作ってから、それをアピールすることが効果的な方法の一つと言えるでしょう。
最近の若い世代の人は、働きやすさが確保してくれていれば、それほど高い給料は必要ないと考えている傾向が強いものです。