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8月

介護福祉士の資格を取得するには

介護福祉士というのは、介護の資格のなかで唯一の国家資格です。
介護の仕事を始める上では特に必要ありませんが、より専門的な知識を持って仕事に望みたい人や、給料のアップをしたい人はぜひ取っておきたいものです。

介護福祉士の資格を取得する方法としては、主に二つあります。
一つ目が、福祉系の高校や大学・短大・専門学校を卒業するコース。進学時から福祉系の学校を選択し専門的な授業を受けるので、試験はそれほど大変ではありません。
二つ目が実務経験を三年以上積み、旧・ホームヘルパー1級に相当する介護職員実務者研修を修了した上で、国家試験をうけて合格するコースです。介護福祉関係の施設でヘルパーとして働いている人は、こちらのルートで取得を目指すことになるでしょう。

同じ認定資格である介護職員初任者研修を修了することも一つの方法として良いでしょう。
こちらは旧・ホームヘルパー3級に相当するもので、介護の仕事の広い知識を身につけることができますが、介護福祉士の資格試験を受けることはできません。そのため、介護福祉士の資格を取得するためには、上で既に述べているように介護職員実務者研修を修了する必要があるのです。
また、介護職員実務者研修はサービス提供責任者にもなれる資格ですので、キャリアを積むために転職する際にも有利に働くでしょう。また、介護福祉士を目指すという明確な目標がない人でも、介護業界で長く働きたいと考えるなら、介護職員実務者研修は求人に応募する際の武器として有効な資格でもあるため、取得しておいた方が賢明です。

介護の現場で働きつつ、実務経験を積むことによって免除となる試験もいくつかあります。
介護の仕事は高齢化社会において非常に重要なものとなっており、専門的な知識を持つプロを常に必要としています。失業に困ることもほぼなく、安定して働くことのできる将来的にも継続的な需要が見込める魅力的かつ貴重な仕事です。スキルアップをして介護のエキスパートを目指しましょう。